【2025年最新】最大60万円!グリーン住宅補助金でお得にリフォーム|対象工事・申請条件は?
2025.03.02投稿

【2025年最新】最大60万円!グリーン住宅補助金でお得にリフォーム|対象工事・申請条件は?
「省エネリフォームで補助金を活用したい」
「費用を抑えて快適な住まいにしたい」
そんな方におすすめなのが【グリーン住宅補助金】です。
この制度は、国が推進する省エネ住宅改修の支援策で、対象工事を実施すれば最大60万円の補助金を受け取ることができます。
この記事では、
✅ 対象者や条件
✅ 補助金額の目安
✅ 対象となるリフォーム工事
など、申請前に知っておきたい情報をわかりやすく解説します。
グリーン住宅補助金とは?【制度の概要と基本情報】
グリーン住宅補助金はどんな制度?
省エネや環境配慮のリフォームを支援する国の補助金制度で、2025年も継続。
対象の工事をすることで、最大60万円の補助金が受け取れます。
補助金を受けられる対象者は誰?
グリーン住宅補助金を使ってお得にリフォームするためには、対象となる方の条件が決まっています。
「せっかくリフォームするなら補助金を使いたい!」という方は、まず自分が対象になるかを確認しておきましょう。
ここでは、どんな方が補助金の対象になるのか、わかりやすくご紹介していきます。
✅ 住宅の所有者の方
まず基本となるのは、リフォームする住宅の「所有者」の方です。
ご自宅を所有していて、実際に住んでいる方はもちろん、賃貸用の住宅を所有しているオーナーさんも対象になります。
例えば、
・長年住んでいる自宅を快適にしたい
・賃貸物件の設備を良くして入居者を増やしたい
といった場合も、この補助金を活用してリフォームすることができます。
✅ 賃貸住宅に住んでいる方(賃借人)
「賃貸だから補助金は使えないんじゃないの?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は借りて住んでいる方(賃借人)でも補助対象になることがあります。
ただし、この場合は大家さん(オーナー)や管理会社の同意が必要になるケースもあるので、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
自分で勝手にリフォームを進めてしまうと補助金が使えないどころかトラブルにもなりかねないので、必ず相談してから進めましょう。
✅ マンションの管理組合・管理組合法人
マンションやアパートなどの集合住宅でも、この補助金が使えるケースがあります。
対象になるのは、建物全体を管理している「管理組合」や「管理組合法人」で、共有部分のリフォームが対象です。
たとえば、
・エントランスや廊下の窓を断熱性の高いものに交換したい
・共有スペースにエコ設備を導入したい
といった工事を行う際に、補助金を活用することができます。
住民全体の快適性や省エネ性能アップのために、管理組合で話し合って活用を検討するのもおすすめです。
✅ 中古住宅を販売する買取再販事業者
中古住宅を仕入れてリフォームし、再販売している買取再販事業者の方も、この補助金の対象になります。
ただし、自社でリフォーム工事を行うのではなく、事前に登録された施工業者へ工事を依頼していることが条件です。
補助金を使って質の高いリフォームを行うことで、より魅力的な住宅に仕上げて販売することができ、購入する人にとっても嬉しいポイントになりますね。
✅ 補助金申請は「登録事業者」との契約が必須です
補助金の対象になる方であっても、注意しなければならないのが「グリーン住宅支援事業者」として登録された業者と契約することです。
どんなに素敵なリフォームをしても、補助金に対応していない業者に依頼してしまうと補助金は受け取れません。
契約前に必ず、担当の業者さんがこの制度に対応しているかを確認しましょう。
事前に確認したい場合は、グリーン住宅支援事業の公式サイトで登録事業者を調べることができます。
心配な場合は「補助金申請に対応していますか?」と業者さんに直接聞いてみるのも安心ですね。
このように、グリーン住宅補助金は幅広い方が利用できる制度です。
条件に当てはまるか確認して、ぜひお得にリフォームを進めてみてください。
対象となる住宅の条件
グリーン住宅補助金は、どんな家でも使えるわけではありません。
リフォームをする建物が「補助対象の住宅」であることが大前提となります。
ここでは、補助金の対象となる住宅の条件について、わかりやすく解説していきます。
「うちの家でも使えるかな?」と気になっている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
✅ 築1年以上の住宅が対象です
グリーン住宅補助金は、基本的に「既存住宅」のリフォームを支援する制度です。
そのため、建築されてから【1年以上が経過している住宅】であることが条件となります。
たとえば、
・築10年、20年と年数が経っている戸建て住宅
・中古で購入したマンション
などは、補助の対象となるケースがほとんどです。
「最近新築した家なんだけど…」という場合、築1年未満であればこの補助金の対象外になってしまうので注意が必要です。
✅ 過去に人が住んだことがある住宅も対象です
もうひとつの条件は、「過去に誰かが住んだことがある住宅」であること。
例えば、
・しばらく空き家になっていた実家
・親から相続したけど、誰も住んでいなかった家
このような住宅も、以前に誰かが住んでいた履歴があれば補助対象になる可能性があります。
「今は空き家だからダメかな?」と心配する方も多いですが、過去に人が住んでいた実績があれば問題ありません。
ただし、完全な倉庫や店舗など、最初から居住目的ではなかった建物は対象外なので注意しましょう。
✅ 注意!新築住宅や建て替えは対象外
このグリーン住宅補助金は、あくまで既存住宅のリフォームが対象となります。
そのため、以下のようなケースでは利用できません。
- これから新築する家
- 古い家を解体して新築に建て替える場合
こうした工事には適用されないので、補助金を使ってリフォームを考えている方は「既存の家を活かして改修すること」が前提になります。
✅ 事前に確認しておくと安心です
補助金を利用したい場合は、対象になるかどうか、事前にしっかり確認しておくのがベストです。
築年数や過去の居住履歴がわかる資料(登記簿謄本など)を用意しておくと、申請時もスムーズです。
もし「これって対象になるのかな?」と少しでも不安がある場合は、リフォーム会社や登録事業者に相談してみるのがおすすめです。
経験豊富な業者さんなら、対象可否の確認やアドバイスもしてもらえますよ。
このように、グリーン住宅補助金は「築年数が経っている家」や「空き家の活用」にも使える便利な制度です。
ご自宅が条件に合うかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。
申請期間や実施スケジュール
グリーン住宅補助金を利用してリフォームする場合、気をつけたいのが「申請期間」と「工事のスケジュール」です。
この制度には、申請できる期間や対象となる工事の着工時期がしっかりと決められています。
「補助金があるからゆっくり考えよう」と思っていると、気づいたときには申請期限が過ぎていた…なんてことにもなりかねません。
せっかくのチャンスを逃さないためにも、スケジュールは事前にチェックしておきましょう。
✅ 工事のスタートは「2024年11月22日」以降
グリーン住宅補助金の対象になるのは、【2024年11月22日以降】に着工したリフォーム工事です。
それより前に始めた工事は、残念ながら補助金の対象外になってしまいます。
「早くリフォームを始めたい!」という気持ちはあっても、補助金を使う予定がある場合は、必ずこの日以降に工事をスタートさせるようにしましょう。
工事を依頼する業者さんにも、「補助金を使いたい」と伝えて、着工日を調整してもらうことをおすすめします。
✅ 申請期限は「2025年12月31日」まで
リフォームが終わったら、補助金の申請をする必要がありますが、申請の締め切りは【2025年12月31日】です。
ただし、この日ギリギリまで待っていると危険です。
というのも、予算がいっぱいになってしまった場合、その時点で受付が終了することがあるからです。
人気の高い補助金制度なので、申請が殺到することも予想されます。
「やろうと思ってたのに間に合わなかった…」とならないよう、早めに準備を進めておくと安心ですね。
また、申請には工事前と工事後の写真や、各種証明書が必要なので、リフォーム前からしっかり準備を進めておくことも大切です。
補助対象となるリフォーム工事【必須工事と任意工事を解説】
グリーン住宅補助金を受け取るには、どんな工事でもOKというわけではなく、対象となるリフォーム工事を行うことが条件です。
中でも重要なのが「必須工事」と呼ばれる工事で、これが補助金を受けるための第一ステップになります。
✅ 補助金を受けるには必須工事2種類以上が必要
グリーン住宅補助金では、次の3つの必須工事のうち、【2つ以上】を実施することが求められています。
【必須工事①】開口部の断熱改修
窓やドアなどの「開口部」の断熱性能を高める工事です。
冷暖房の効率がアップし、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住まいに近づきます。
【必須工事②】躯体の断熱改修
壁、屋根、天井、床など、住宅全体の断熱性能を向上させる工事です。
家全体の温度差が少なくなり、快適性がグッとアップします。
【必須工事③】エコ住宅設備の設置
高効率給湯器や節水型トイレ、高断熱浴槽など、省エネや節水ができる設備の設置工事です。
光熱費の節約にもつながる人気の工事です。
この3つのうち、たとえば
・①+②
・②+③
・①+③
のように、2種類以上を組み合わせてリフォームする必要があります。
「窓だけ」「エコ設備だけ」といった単独の工事では補助金がもらえないので注意しましょう。
さらに、必須工事を2つ以上行えば、オプションとして他の任意工事も追加して補助を受けることができます。
バリアフリー化や子育て向けリフォーム、空気清浄機能付きエアコンの設置なども、その一例です。
どうせやるなら、必要な工事をまとめて行って、しっかり補助金を活用するのがおすすめです!
この制度をうまく使えば、家の性能を一気に高めることができるうえ、費用の負担も軽減できます。
補助金を受けるために必要な必須工事はこの3つ
グリーン住宅補助金を使ってリフォームするためには、まず【必須工事】を2種類以上行うことが必要です。
必須工事とは、住まいの省エネ性能や快適さをアップさせるための、重要なリフォーム工事のこと。
ここでは、3つの必須工事について、わかりやすくご紹介していきます。
✅ 開口部の断熱改修(窓・ドアの断熱性能アップ)
お家の中で、特に熱が出入りしやすいのが「窓」や「ドア」といった開口部。
冬は窓から冷気が入ってきたり、夏は窓から暑い空気が入ってきたりして、どうしても快適さが下がってしまいますよね。
そこで行うのが「開口部の断熱改修」です。
・窓ガラスを断熱性の高いものに交換
・内窓を設置して二重窓にする
・ドアを断熱性能の高いものに交換
といった工事をすることで、冷暖房効率がグッとアップして、快適な室内環境を保つことができます。
光熱費の節約にもつながる、人気の高いリフォームです。
✅ 躯体の断熱改修(壁・床・屋根の断熱工事)
お家全体の断熱性能を高めるために欠かせないのが、壁や床、屋根などの「躯体(くたい)」の断熱改修です。
古い住宅の場合、断熱材が入っていなかったり、性能が低かったりすることが多く、夏は暑くて冬は寒い…という悩みがつきもの。
そこで、断熱材をしっかり施工することで、外気の影響を受けにくくなり、家全体が心地よい温度に保たれるようになります。
家の中の温度差が減ることで、ヒートショックなどのリスクも軽減できるのが嬉しいポイントです。
✅ エコ住宅設備の設置(節水トイレや高効率給湯器など)
水道代やガス代、電気代を少しでも抑えたい方におすすめなのが、エコ住宅設備の設置です。
対象になる設備
・節水型トイレ
・高効率給湯器(エコキュートやエコジョーズなど)
・高断熱浴槽
・太陽熱利用システム
・節湯水栓
など、省エネや節水に優れた製品が対象となります。
これらの設備を導入することで、日々の生活で使うエネルギーを減らすことができ、環境にもお財布にもやさしい暮らしを実現できます。
プラスでできる任意工事も充実!
グリーン住宅補助金では、必須工事を2種類以上行うことで、【任意工事】も追加で補助対象にすることができます。
せっかくリフォームをするなら、生活をもっと快適にする工事も一緒に行って、お得に補助金を活用してみませんか?
ここでは、人気の任意工事について詳しくご紹介していきます。
✅ 子育て対応改修(食洗機、浴室乾燥機など)
忙しい毎日を少しでもラクにしてくれる、家事の負担を減らす設備が対象になります。
・ビルトイン食器洗い乾燥機
・浴室乾燥機
・掃除しやすいレンジフード
・宅配ボックス
共働き家庭や子育て世帯にうれしい設備が勢ぞろい。
子育て中のご家庭だけでなく、忙しい方や家事をラクにしたい方にもおすすめの工事です。
✅ バリアフリー改修(手すり設置、段差解消など)
将来を見据えて、安心して暮らせる住まいづくりを考えている方にぴったりなのがバリアフリー改修。
・玄関や廊下、トイレ、お風呂に手すりを設置
・段差を解消してつまずきにくい床に
・通路やドアの幅を広げて車いすでも通りやすく
といった工事が補助対象になります。
高齢の家族がいるご家庭はもちろん、今は元気でも「将来のために備えておきたい」という方にも人気のリフォームです。
✅ 防災性向上改修(強化ガラス窓など)
台風や強風による被害が心配な地域や、災害に備えておきたい方におすすめの工事です。
飛来物がぶつかっても割れにくい【強化ガラス】や【防災ガラス】を使った窓に交換することで、安全性がアップ。
「窓が割れて被害が広がるのが怖い…」という不安を解消してくれるリフォームです。
自然災害が増えている今、防災対策として取り入れる方が増えています。
✅ 空気清浄機能付きエアコンの設置
花粉やウイルス、PM2.5など、空気の汚れが気になる方にうれしいのがこちら。
【空気清浄機能】や【換気機能】がついたエアコンを設置することで、お部屋の空気をいつもキレイに保つことができます。
オススメのご家庭
・小さなお子さんがいるご家庭
・アレルギーが気になる方
・在宅ワークで家にいる時間が長い方
補助金を活用して、快適で健康的な空間づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
対象外となる工事に注意!
「リフォームならなんでも補助金が使える!」と思ってしまいがちですが、実は補助金の対象外となる工事もあります。
せっかくリフォームしても、対象外の工事だった…となると補助金はもらえません。
事前に、どんな工事が対象外になるのかも確認しておきましょう。
❌ 補助対象外の工事例
・太陽光発電設備の設置
・家庭用燃料電池(エネファーム)の設置
・中古品を使ったリフォーム
・施主支給の設備を取り付ける工事
・店舗や事務所など、住宅以外の部分の工事
・屋外の手すり設置や段差解消工事
・ドアのガラスだけを交換する工事
・外構だけの工事
このような工事は、グリーン住宅補助金の対象外となります。
特に、設備を自分で購入して業者さんに取り付けだけお願いする【施主支給】は対象外になるので要注意です。
「これって補助金が使えるのかな?」と迷ったときは、事前に工事業者さんや登録事業者に相談してみるのが安心ですよ。
✅ 必須工事・任意工事一覧表
必須工事一覧表
種別 | 工事内容 | 補足説明 |
---|---|---|
必須工事① | 開口部の断熱改修 | 窓やドアの断熱性能を高める工事(内窓設置・ガラス交換など) |
必須工事② | 躯体の断熱改修 | 壁・屋根・天井・床の断熱性能を高める工事 |
必須工事③ | エコ住宅設備の設置 | 高効率給湯器や節水トイレ、高断熱浴槽などの省エネ設備設置 |
※上記3つのうち2種類以上の実施が補助金申請の条件です。
任意工事一覧表
種別 | 任意工事 | 補足説明 |
---|---|---|
任意工事① | 子育て対応改修 | 食洗機・浴室乾燥機・掃除しやすいレンジフード・宅配ボックスの設置など |
任意工事② | バリアフリー改修 | 手すり設置・段差解消・廊下幅の拡張・衝撃緩和畳の設置 |
任意工事③ | 防災性向上改修 | 強化ガラスや防災ガラスを使った窓の改修 |
任意工事④ | 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 | 空気清浄・換気機能付きの高性能エアコンを設置 |
任意工事⑤ | リフォーム瑕疵保険等への加入 | 国指定の瑕疵保険への加入 |
※任意工事は、必須工事を2種類以上実施した場合に追加で申請が可能になります。
工事ごとの補助金額目安
グリーン住宅補助金は、工事内容ごとにあらかじめ補助額が決まっています。
リフォーム工事をどれだけ行っても、補助金額の合計が【5万円未満】だと補助金は受け取れないため、計画の段階でしっかりシミュレーションしておくことが大切です。
✅ 補助金額の例
- 窓の断熱リフォーム(内窓設置)
:1か所あたり約1〜3万円- 高効率給湯器の設置
:3万円- 節水型トイレの設置
:2〜2.3万円- 食洗機の設置
:2.5万円- 浴室乾燥機の設置
:2.3万円- 手すり設置
:6,000円- 防災ガラスへの交換
:1枚あたり約7,000円〜
このように、工事ごとに補助額が決まっているので、複数の工事を組み合わせて5万円以上になるように計画を立てることがポイントです。
✅ せっかくならまとめてリフォームがおすすめ
「窓の断熱工事だけだと金額が足りないかも…」
「せっかくならキッチン周りも使いやすくしたい!」
そんな方は、必須工事と任意工事を上手に組み合わせて、補助金を最大限活用するのがおすすめです。
例えば、
✅ 窓の断熱工事+節水型トイレ+浴室乾燥機
✅ 高効率給湯器+手すり設置+食洗機
といったように、暮らしやすさをアップさせる工事をまとめて行うことで、補助額も大きくなり、トータルの満足度も高まります。
「これって補助金の対象になるのかな?」と迷ったときは、登録事業者やリフォーム会社に早めに相談しておくと安心です。
補助金額と上限額の仕組み【どれくらいもらえる?】
グリーン住宅補助金を活用するなら、やっぱり気になるのが「いくら補助金がもらえるのか?」という部分ですよね。
実は、この補助金には工事内容に応じて決まる【上限額】が設定されており、工事の内容次第で補助金額が大きく変わってきます。
ここでは、補助金の上限額の仕組みと、Sタイプ・Aタイプの違いについて、わかりやすく解説します。
補助金の上限額は最大いくら?
グリーン住宅補助金では、行う工事の内容に応じて、次の2つのパターンで補助金の上限額が決まります。
✅ 必須工事3種類を実施:最大60万円
必須工事3種
・開口部の断熱改修
・躯体の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
この3つの必須工事すべてを実施すると、最大【60万円】の補助金が受け取れるSタイプになります。
せっかく補助金を使うなら、3種類まとめてリフォームして、お家全体の快適さと省エネ性能を一気にアップさせるのがおすすめです。
✅ 必須工事2種類を実施:最大40万円
上記3つの必須工事のうち、2種類だけを行う場合は、最大【40万円】の補助金が受け取れるAタイプとなります。
「全部まとめては難しいけど、気になる部分をリフォームしたい」という方は、2種類の組み合わせでもOK。
たとえば、
・窓の断熱+エコ住宅設備
・躯体の断熱+エコ住宅設備
といった形で、自分の家に必要な工事を選んで組み合わせていきましょう。
SタイプとAタイプの違い
補助金額を決めるうえでの大きなポイントは、この【Sタイプ】と【Aタイプ】の違いです。
タイプ | 工事内容 | 補助金上限額 |
---|---|---|
Sタイプ | 必須工事3種類すべて実施 | 最大60万円 |
Aタイプ | 必須工事3種類のうち2種類を実施 | 最大40万円 |
このように、リフォームの規模や内容によって、もらえる補助金額が変わってきます。
どちらがいいかは、ご予算やお家の状況に合わせて検討してみましょう。
Sタイプは補助額が大きくなりますが、その分工事内容も多くなります。
Aタイプは負担を抑えて、ピンポイントで工事したい方におすすめです。
✅ 合計補助額が5万円未満の場合は対象外
ここでひとつ注意したいのが、補助金の合計金額についてです。
グリーン住宅補助金では、補助額の合計が【5万円未満】の場合は、補助金がもらえません。
補助金がもらえない例
・小さな窓1カ所だけ交換
・トイレを1台だけ節水型に交換
といった少額のリフォームだと、補助額が5万円に届かず、対象外になってしまうことも。
せっかくの補助金を無駄にしないためにも、
✅ 必須工事を2種類以上組み合わせる
✅ 任意工事も一緒に計画する
などして、補助額が5万円以上になるようにリフォーム内容を考えるのがポイントです。
「どの工事を組み合わせるとお得になるかな?」
「うちのリフォームだと、どれくらいの補助金がもらえるの?」
こんな疑問があれば、登録事業者やリフォーム業者さんに相談して、見積もりの段階で補助額をシミュレーションしてもらうのがおすすめです。
上手に制度を使って、理想のお家づくりをお得に進めていきましょう。
同じ家で複数回申請できる?
「今回はキッチンまわりをリフォームして、次はお風呂や窓をリフォームしたい」
このように、リフォームを段階的に考えている方も多いですよね。
そんな場合に気になるのが、
「グリーン住宅補助金って、同じ家で何度も申請できるの?」
という疑問ではないでしょうか。
結論からお伝えすると…
✅ 同じ家でも複数回の申請は可能 です!
ただし、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
✅ 複数回申請はOK!でも条件があります
同じ住宅で何度かに分けてリフォームをする場合、申請自体は何回でも可能です。
例
・1回目…窓の断熱改修+節水型トイレ
・2回目…バリアフリー改修+浴室乾燥機
というふうに、期間内で複数回のリフォームを行って、それぞれ補助金申請をすることができます。
ただし、ここで重要なのが、毎回の申請で補助要件を満たしていること が条件になるということ。
✅ 2回目以降も必須工事が必要
グリーン住宅補助金は、
「必須工事を2種類以上」行うことが補助の基本ルールです。
そのため、1回目に必須工事をやったからといって、
2回目に任意工事だけを申請することはできません。
✅ 必須工事2種類+任意工事
という形で、毎回のリフォームで補助の条件を満たす必要があります。
✅ 補助金の上限額は合算されます
複数回申請ができるとはいえ、補助金の上限額は住宅ごとに決まっています。
タイプ | 上限額 |
---|---|
Sタイプ(必須工事3種類) | 最大60万円 |
Aタイプ(必須工事2種類) | 最大40万円 |
何回に分けて申請しても、この上限を超えて補助金を受け取ることはできません。
例えば、1回目で30万円の補助金を受け取った場合、2回目に申請できるのは残りの10〜30万円以内ということになります。
1回目補助金額 + 2回目補助金額 ‿➡ 60万円以内
✅ 申請期限にも注意
複数回申請を考えている場合は、スケジュール管理も重要です。
✅ 工事着手期間:2024年11月22日〜
✅ 申請期限:2025年12月31日まで
この期間内であれば複数回の申請は可能ですが、時間に余裕を持って計画を立てるのが安心です。
予算が上限に達した時点で受付終了となる可能性もあるので、早めの準備がおすすめですよ。
申請の流れと必要書類【失敗しない準備方法】
グリーン住宅補助金を利用するためには、ただリフォーム工事をするだけではなく、決められた手続きや書類の準備が必要です。
「申請がうまくいかなくて補助金がもらえなかった…」なんてことにならないよう、事前に流れや必要な準備をしっかり把握しておきましょう。
ここでは、スムーズに補助金を受け取るための流れと、準備しておくべき書類についてわかりやすくご紹介します。
申請から補助金受け取りまでの流れ
グリーン住宅補助金の手続きは、基本的に登録された【グリーン住宅支援事業者】が代行してくれるので安心です。
ただし、スムーズに進めるためには、施主側も協力が必要。
やるべきことや準備しておくべきものを、事前に押さえておきましょう。
✅ グリーン住宅支援事業者と契約
まず最初に、補助金の申請や手続きをお願いできる【グリーン住宅支援事業者】とリフォーム契約を結びます。
登録されていない事業者に依頼しても補助金は使えませんので、事前に「登録事業者かどうか」を必ず確認しておきましょう。
✅ 工事前の写真撮影
工事に入る前には、必ずリフォーム箇所の【工事前の写真】を撮影しておきます。
これを忘れてしまうと、補助金の申請ができなくなってしまうので要注意!
リフォーム業者さんと確認しながら、撮影を忘れないよう準備しておきましょう。
✅ 必要書類を準備
補助金の申請には、工事内容や使用する製品を証明する書類が必要です。
事前に何が必要かを確認し、揃えておくとスムーズに進みます。
✅ 申請・完了報告
工事が終わったら、【完了報告】として工事後の写真や必要書類を提出し、補助金の申請を行います。
この流れをしっかり踏めば、補助金が支給されるという仕組みです。
提出が必要な書類一覧
申請には、リフォーム内容や設備の種類に応じて、次のような書類が必要です。
書類名 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
性能証明書 | 補助対象製品であることを証明する書類 | メーカーが発行 |
納品書や保証書 | 対象設備が納品された証明 | 販売店や施工業者が発行 |
工事前後の写真 | リフォームが実施された証拠写真 | 各工事箇所ごとに撮影 |
瑕疵保険証券(任意) | 瑕疵保険に加入した証明 | 加入時のみ提出 |
これらの書類は、事業者と相談しながら、忘れずに揃えておきましょう。
必ず撮影しておくべき工事写真
グリーン住宅補助金の申請で特に重要なのが、工事の写真です。
✅【工事前の写真】
✅【工事後の写真】
この2種類が必須で、これがなければ補助金が受け取れなくなってしまいます。
「撮るのを忘れてしまった!」
「写真が不足している!」
という場合は、後日撮影や追加提出が求められたり、最悪の場合、補助金が受け取れなくなることもあるので注意が必要です。
写真は、工事前の段階で「どこをどう撮るべきか」を業者さんと打ち合わせしておくと安心ですよ。
✅ 申請は事業者におまかせでOK!
グリーン住宅補助金の申請は、グリーン住宅支援事業者が代わりにやってくれる仕組みなので、施主自身が面倒な申請作業をする必要はありません。
ただし、
・写真の準備
・書類の提出
・工事内容の確認
など、事業者と一緒に協力して準備を進めることが成功のカギです。
「どのタイミングで何を準備したらいいの?」と迷ったときは、遠慮なく事業者さんに相談して、スムーズな申請を目指していきましょう。
申請期限と注意点【早めの準備が安心!】
グリーン住宅補助金を利用するなら、必ず意識しておきたいのが【申請期限】です。
どんなに素敵なリフォームをしても、期限を過ぎてしまうと補助金は受け取れません。
「まだ大丈夫かな?」と思っているうちにうっかり締め切りが過ぎていた…というケースも意外と多いので、早めの計画がとても大切です。
ここでは、申請期限と注意点についてわかりやすく解説していきます。
✅ 申請の締め切りは【2025年12月31日】まで
グリーン住宅補助金の申請期限は、
遅くとも2025年12月31日まで となっています。
この日までに、交付申請が完了している必要があるので注意しましょう。
ただし、これはあくまで予定されている最終期限です。
実際には、予算が上限に達した場合、その時点で申請受付が終了してしまうこともあります。
つまり、
「まだ締め切り日じゃないから大丈夫!」
と思っていたら、すでに受付が終わっていた…なんてことも起こり得るのです。
✅ 早めの準備が何より大切
補助金を確実に受け取るためには、早め早めの行動がポイントです。
リフォームの計画から工事内容の決定、事業者との契約、書類の準備など、やることは意外と多く、思ったより時間がかかることもあります。
特に注意したいのが、
・工事前の写真撮影
・必要書類の準備
・事業者との打ち合わせ
これらがスムーズに進まないと、申請が遅れてしまう原因に。
「気づいたら期限が迫っていた…」
なんてことにならないよう、余裕を持って準備をスタートしましょう。
✅ 早めの相談が安心
「リフォームはまだ先だけど、補助金を使いたい」
「今から動き始めても間に合う?」
こんな疑問がある場合は、まずはグリーン住宅支援事業者やリフォーム会社に相談してみるのがおすすめです。
早い段階から計画を立てておけば、
・予算が終了する前に申請ができる
・工事のスケジュールも調整しやすい
・必要な書類や写真もばっちり準備できる
と、安心してリフォームを進めることができます。
他の補助制度との併用はできる?【重複・併用の考え方】
リフォームの補助金を調べていると、「グリーン住宅補助金」のほかにも、さまざまな制度があることに気づく方も多いのではないでしょうか。
せっかくなら複数の補助金を併用して、少しでも負担を減らしたいところですよね。
そこで気になるのが、
「グリーン住宅補助金って他の制度と併用できるの?」
という疑問。
ここでは、併用できるケースや、注意すべきポイントをわかりやすくご紹介します。
✅ 国の他の補助金とは併用できない
まず大前提として覚えておきたいのは、
同じリフォーム工事に対して、国の他の補助金を併用することはできません。
・グリーン住宅補助金
・先進的窓リノベ2025事業
・給湯省エネ2025事業
こうした国が行う補助制度のうち、同じ工事内容で複数の補助金を同時に申請することはできない仕組みになっています。
「窓の断熱リフォームにグリーン住宅補助金と窓リノベ両方使いたい」
ということはできないので、どちらか有利な方を選ぶ必要があります。
✅ 地方自治体の補助金は併用OKな場合も
国の補助金同士は併用できませんが、自治体(市区町村など)が独自に行っている補助金とは、併用できるケースもあります。
ただし、これも注意が必要で、
国費が使われていない自治体の補助金 に限り、併用OKとなる場合があるという仕組みです。
自治体の補助金は地域によって内容が違うため、必ず事前に確認することが大切です。
「うちの地域の補助金は併用できる?」と気になる方は、自治体の窓口や、リフォーム事業者に相談してみましょう。
✅ 先進的窓リノベ2025事業との関係
特に注意しておきたいのが、人気の【先進的窓リノベ2025事業】との関係です。
窓の断熱リフォームを考えている場合、
✅ グリーン住宅補助金
✅ 先進的窓リノベ2025事業
この2つのどちらかで補助を受けることになりますが、内容によっては窓リノベ事業の方が補助額が高くなるケースもあります。
そのため、どちらの制度が自分の家にとってお得なのかを比較して、最適な方を選ぶのがポイントです。
✅ どの制度を使うのが一番お得か考える
グリーン住宅補助金はとても使いやすく便利な制度ですが、
他の補助金制度と比べてみて、どれが一番お得かを考えることが大切です。
● どんな工事をしたいのか
● どの補助金が適用できるのか
● いくら補助金がもらえるのか
これらを事前に比較して、もっともメリットが大きくなるように計画を立てましょう。
「結局、うちはどの補助金を使うのがベスト?」
「併用できる補助金があるのか知りたい」
そんな時は、グリーン住宅支援事業者やリフォーム会社に相談するのがおすすめです。
プロにシミュレーションしてもらえば、最適な補助金選びができて安心ですよ。
補助金活用の参考に!シミュレーション例3パターン
グリーン住宅補助金を上手に活用したいけど、
「どのくらい補助金がもらえるのかイメージがわかない…」
「どんな工事を組み合わせたらお得なの?」
そんな方のために、補助金を使ったリフォームのシミュレーション例を3パターンご紹介します。
✅ シミュレーション例①
【窓と給湯器をまとめて交換して省エネ化】
- ✅ 必須工事① 開口部の断熱改修(内窓設置)4カ所
→ 約10万円 - ✅ 必須工事③ エコ住宅設備の設置(高効率給湯器)
→ 3万円 - ✅ 任意工事なし
👉 合計補助額:13万円
👉 タイプ:Aタイプ(必須工事2種類実施)
👉 上限:40万円以内
✅ 窓と給湯器をまとめて省エネリフォームしたい方におすすめのシンプルプラン。
✅ シミュレーション例②
【フルコースで最大額狙い!安心快適な住まいづくり】
- ✅ 必須工事① 開口部の断熱改修(窓交換)6カ所
→ 約20万円 - ✅ 必須工事② 躯体の断熱改修(床と天井の断熱)
→ 13万円 - ✅ 必須工事③ エコ住宅設備の設置(節水型トイレ×2台)
→ 4.6万円 - ✅ 任意工事① 子育て対応改修(食洗機・浴室乾燥機)
→ 4.8万円 - ✅ 任意工事② バリアフリー改修(手すり・段差解消)
→ 1.3万円
👉 合計補助額:約43.7万円
👉 タイプ:Sタイプ(必須工事3種類実施)
👉 上限:60万円以内
✅ 家全体の性能アップと快適性を重視した、補助金フル活用プラン。
✅ シミュレーション例③
【子育て世帯にぴったり!家事ラク重視のリフォーム】
- ✅ 必須工事① 開口部の断熱改修(内窓設置)3カ所
→ 約8万円 - ✅ 必須工事③ エコ住宅設備の設置(高断熱浴槽)
→ 3.2万円 - ✅ 任意工事① 子育て対応改修(ビルトイン食洗機・宅配ボックス)
→ 3.6万円
👉 合計補助額:14.8万円
👉 タイプ:Aタイプ(必須工事2種類実施)
👉 上限:40万円以内
✅ 家事負担軽減や、家族が快適に暮らせる工夫を取り入れたプラン。
このように、
✅ 必須工事を2種類以上選ぶ
✅ 任意工事を組み合わせる
ことで、補助額がアップしやすくなります。