お風呂リフォームの費用・補助金・期間がまるわかり!2025年の完全ガイド

お風呂リフォームの費用・補助金・期間がまるわかり!2025年の完全ガイド

お風呂リフォームの費用・補助金・期間がまるわかり!2025年の完全ガイド

「毎日使うお風呂なのに、冬は寒くてゆっくり入れない」「掃除しても古さが目立って気分が下がる」——そんな声を、私は現場で何百回と聞いてきました。
こんにちは、住宅リフォームの現場監督として15年以上、多くのご家庭のお風呂リフォームに携わってきた者です。

実際、リフォームを考え始めても

「費用はどれくらい?」
「工期はどのくらいかかる?」
「補助金ってどう使うの?」

など、わからないことが多くて立ち止まってしまう方がとても多いんです。
現場でも「もっと早く相談すればよかった」と言われることもしばしば。

この記事では、そんな不安を持つ方に向けて、プロの目線から「お風呂リフォームの基本・費用相場・補助金制度・工法の選び方・メーカー比較」まで、現場で役立つリアルな情報をまるごと解説していきます。

読めば、今の自宅に合った最適なリフォーム方法や、予算を抑えるコツ、後悔しないための注意点まで、一通りのことが分かるようになります。

お風呂リフォームは「人生の質」を大きく変える住まいのアップデート。後悔しない一歩を踏み出すために、ぜひ最後までお読みください。


🛁 お風呂リフォームの基本|種類と特徴を知ろう

お風呂リフォームと一口に言っても、その方法や工法にはいくつかの種類があります。リフォーム内容によって費用も工期も大きく変わるため、まずは「どんな工事があるのか」「自分の家に合うのはどれか」を知ることが大切です。ここでは、現場でよくあるケースをもとに、主なリフォームの種類をご紹介します。


ユニットバス交換(標準的なリフォーム)

一番多いのが、古いユニットバスから新しいユニットバスへの交換です。
ユニットバスとは、浴槽・床・壁・天井がセットになっている一体型のお風呂。水漏れしにくく、断熱性や掃除のしやすさに優れているため、今ではほとんどの新築やリフォームで採用されています。

メリット

  • 工期が短い(通常3〜5日)
  • 水漏れの心配が少ない
  • メーカーによって高機能モデルも選べる

デメリット

  • サイズやレイアウトの自由度が少ない
  • マンションでは排水位置に制限がある場合も

在来工法の浴室からのリフォーム

築30年以上の戸建てに多い「在来工法」のお風呂。床や壁がタイル張りで、昔ながらの風呂釜があるタイプです。
このタイプをユニットバスに変更するケースも多いですが、浴室全体を作り直すため、解体・防水工事・給排水工事が必要となり、費用も工期も増える傾向にあります。

こんな方におススメ

  • タイル風呂の寒さ・滑りやすさに困っている
  • 浴室の段差をなくしたい
  • 壁のカビや劣化が気になる

マンションや団地でのリフォームの注意点

マンションの場合、構造や規約によってできるリフォームが限られることがあります。特に排水管の位置や天井高に制限があるため、既存のユニットバスとサイズが合うかどうかがポイントになります。

現場でも「希望のユニットバスがサイズオーバーだった…」ということは少なくありません。事前の現地調査がとても重要です。


賃貸・団地での工事も可能?

賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社の許可が必要ですが、相談のうえリフォームできるケースもあります。団地では配管の関係でフルリフォームが難しいこともあるので、部分的な改修(床材・壁パネル交換など)が現実的です。


自宅の浴室が「在来工法」なのか「ユニットバス」なのかを知ること。リフォーム会社に相談する際も、「現状の浴室タイプ」を伝えるだけで話がスムーズに進みますよ。


💰 お風呂リフォームの費用相場と内訳【戸建て・マンション別】


お風呂リフォームの費用っていくらかかるの?

「結局いくらかかるの?」というのは、現場でも最もよく聞かれる質問のひとつです。
実際には、リフォームの規模や使用する設備、住宅の構造によってかなり幅がありますが、一般的な費用相場は以下のとおりです。


お風呂リフォームの費用相場(目安)

リフォーム内容費用相場(税込)工期目安
ユニットバスの交換(標準グレード)約70〜120万円約3〜5日
高機能タイプへの交換(戸建て)約120〜180万円約5〜7日
在来工法→ユニットバスへの全面リフォーム約100〜160万円約5〜10日
浴槽のみ交換約10〜40万円1〜2日
壁・床・天井の部分リフォーム約20〜60万円約2〜4日

戸建てとマンションで何が違うの?

費用に大きく影響するのが、住宅の種類です。戸建てとマンションでは、構造や制約が違うため、リフォームのやりやすさやコストにも差が出ます

戸建ての場合

  • 基礎工事や土間の施工が必要になるケースあり
  • サイズやデザインの自由度が高い
  • 配管工事が比較的自由にできる

マンションの場合

  • 排水位置の制約あり(位置変更できない場合も)
  • 共用部に面している場合は施工音などの制約が厳しい
  • 複数階の上階・下階に気を配る必要がある

予算別:できること早見表

予算できること
10万円前後浴槽交換のみ、壁・床の部分補修(DIYも視野)
50万円前後部分リフォーム(浴槽+壁、床材の張り替えなど)
100万円前後標準ユニットバスへの交換+周辺工事
150万円以上高グレードユニットバス、断熱改修、バリアフリー対応など

費用を左右する主な要素とは?

リフォーム費用が上下する要因として、以下の点が挙げられます。

  • 工法の違い(ユニットバスか在来か)
  • 配管・給湯器の位置変更が必要か
  • 選ぶユニットバスのグレードやオプション機能
  • 戸建てかマンションか、築年数や老朽度

「タイル壁の浴室をフルユニットバスに変えたい」という場合は、解体・配管・下地補強・断熱施工などの工程が増えるため、費用もアップしがちです。


補足:見積もりは最低2社以上に取るのが鉄則!

同じ内容のリフォームでも、業者によって見積もり金額に10万〜30万円以上の差が出ることも珍しくありません。
現場でも「最初の業者だけで決めなくてよかった」と言われることが多いため、必ず複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。


🏛️ 知って得する!補助金・助成金制度まとめ【2025年最新版】


「少しでも費用を抑えたい」「どうせなら補助金を活用したい」
——そんな方にぜひ知っておいてほしいのが、国や自治体の補助金・助成金制度です。
2025年も、住宅の省エネやバリアフリー化を促進するための補助制度が充実しています。

ここでは、最新の制度を分かりやすくご紹介します。


住宅省エネ2025キャンペーン

2024年に話題となった「住宅省エネキャンペーン」は、2025年も継続される見込みです。
この制度では、浴室の断熱リフォームや節湯水栓の設置など、省エネ性能の向上に関わるリフォームに最大20〜30万円程度の補助が受けられます。

主な対象リフォーム例

  • 高断熱浴槽への交換
  • 節湯水栓(エコシャワーなど)の設置
  • 浴室窓の断熱改修
  • 浴室と同時に洗面所や脱衣所も断熱改修する場合は加算あり

※補助対象となる製品・工事内容には条件がありますので、事前確認が必須です。


高齢者・介護向けのバリアフリー補助金

高齢者のいる世帯や介護が必要なご家庭向けに、段差解消手すり設置などのバリアフリーリフォームに対して補助金が用意されています。

利用できる制度例

  • 【介護保険の住宅改修制度】最大20万円まで(1割自己負担)
  • 【自治体独自の支援】例:手すり設置、滑り止め床への変更などに補助

 ✔ 要支援・要介護の認定を受けていることが前提
 ✔ ケアマネージャーの申請支援が必要になることも


マンションでも補助金は使える?

マンションでも条件を満たせば補助対象になります。ただし、以下のような点に注意しましょう:

  • 共用部への影響がある工事は管理組合の許可が必要
  • 配管や断熱改修の一部は対象外になることがある
  • 管理組合が補助金の窓口になるケースも

補助金の申請はどうすればいい?

補助金は工事前に申請が必要です。
現場でも「工事後に申請できると思ってた…」という失敗談は多く、これだけは絶対に押さえておきたいポイントです。

申請手順の一例:

  • リフォーム業者に補助金対象工事か確認
  • 業者が見積書・商品情報を提出
  • 必要書類を揃えて自治体や国の窓口へ申請
  • 審査後、補助金が交付される

※業者が申請代行をしてくれる場合も多いので、相談してみましょう。


補助金をうまく活用すれば、こんなにお得!

例えば、断熱浴槽+節湯水栓の設置をするリフォームで、補助金を使えば実質10万円以上の節約につながることも。
高機能モデルを導入したい場合も、補助金をうまく組み合わせることで、ワンランク上の設備が選びやすくなります。

「工事前の確認」と「制度の併用可否」は非常に重要なので、信頼できる業者と一緒に進めるのが成功のコツ


🏢 メーカー別価格と特徴を比較(TOTO・LIXIL・タカラなど)


お風呂リフォームで意外と迷うのが、「どのメーカーを選べばいいのか」という点。
現場でも「TOTOとLIXIL、何が違うの?」「結局どれが一番いいの?」といった質問を多く受けます

各メーカーにはそれぞれの強みや価格帯、機能の特徴があり、家の状況や優先したいこと(掃除のしやすさ・耐久性・価格など)によってベストな選択は変わります。

以下で、リフォーム現場で人気のある4大メーカーの特徴と費用感を比較してみましょう。


🔷 TOTO(トートー)

特徴:水回りのプロ。使いやすさと清潔感にこだわりあり

  • 「お掃除ラクラクほっカラリ床」など独自技術が豊富
  • 節水・節湯機能に優れ、エコ志向の方にも人気
  • 換気乾燥暖房機や浴室テレビなどのオプションも充実

価格帯の目安(工事費込)
約80万円〜150万円(※シリーズ・オプションにより異なる)

💡おすすめポイント💡

  • 掃除のしやすさを重視したい
  • 品質とブランド信頼性を重視したい人向け

🔷 LIXIL(リクシル)

特徴:デザイン性×コスパに優れたバランス型メーカー

  • スタイリッシュで洗練されたデザインが魅力
  • 「キレイサーモフロア」などの冷たくない床材も人気
  • 浴室の壁パネルが選べて、インテリア性も高い

価格帯の目安(工事費込)
約70万円〜140万円

💡おすすめポイント💡

  • 見た目の美しさにもこだわりたい
  • 標準機能でも満足したいコスパ重視派

🔷 タカラスタンダード

特徴:耐久性と掃除のしやすさが圧倒的に優秀

  • 「ホーローパネル」を採用し、汚れが染み込まずサッと拭くだけ
  • 磁石が使えるので、収納棚の位置を自由に変えられる
  • 寒冷地や築古物件にも強い構造が魅力

価格帯の目安(工事費込)
約90万円〜160万円

💡おすすめポイント💡

  • 掃除をラクにしたい
  • 長く使っても劣化しにくいお風呂が欲しい
  • 戸建てや寒冷地に住んでいる人に特におすすめ

🔷 パナソニック

特徴:先進機能・IoT対応で“未来型バスルーム”を実現

  • 酵素美泡湯、酸素美泡湯などの美容機能が魅力
  • 照明・換気・浴室テレビなど家電連動が得意
  • 壁材に「スゴピカ素材」を使用し、水垢にも強い

価格帯の目安(工事費込)
約100万円〜170万円

💡おすすめポイント💡

  • 機能性や快適さにとことんこだわりたい
  • 高級感・非日常感を演出したい人にぴったり

メーカー選びのポイントまとめ

優先したいことおすすめメーカー
掃除のしやすさTOTO / タカラ
デザイン性LIXIL
耐久性・戸建て向きタカラスタンダード
美容・先進機能パナソニック
コストパフォーマンスLIXIL / TOTO(普及グレード)

「どの機能を重視するか」をはっきりさせたうえで、複数メーカーのショールームを比較するのが一番の近道

現場では「実物を見て触って決めてよかった」という声が圧倒的に多いです。カタログやネットだけでは分かりにくいポイントも、ショールームでは一目瞭然。
まずは理想のバスタイム像をイメージして、メーカーを選びましょう。


🛠 工法の違い|ユニットバス vs 在来工法


お風呂リフォームの際に必ず押さえておきたいのが、「工法の違い」です。
リフォーム前の浴室が「ユニットバス」なのか「在来工法」なのか、そして「どちらの工法でリフォームするのか」によって、費用・工期・仕上がりの自由度が大きく変わってきます。

ここでは、両者の特徴やメリット・デメリットを、現場監督の目線で分かりやすく解説します。


ユニットバスとは?

ユニットバスとは、床・壁・天井・浴槽が一体となった工場製造のパッケージ型浴室です。
施工の際は、既存の浴室スペースにこのセットをそのまま組み立てて設置するイメージです。

ユニットバスのメリット

  • 工期が短い(2〜5日ほど)
  • 防水性が高い(水漏れリスクが少ない)
  • 掃除しやすく、メンテナンスも簡単
  • メーカーの機能・デザインが豊富

ユニットバスのデメリット

  • サイズや形状に制約がある(特殊サイズには非対応)
  • デザインの自由度はやや低め
  • 戸建てよりもマンション向きの仕様が多い

在来工法とは?

在来工法とは、現場で一から壁・床・天井を造作する伝統的な工法です。
特に築30年以上の住宅や、タイル張りのお風呂でよく見られるスタイルです。

在来工法のメリット

  • 工期が短い(2〜5日ほど)
  • 防水性が高い(水漏れリスクが少ない)
  • 掃除しやすく、メンテナンスも簡単
  • メーカーの機能・デザインが豊富

在来工法のデデメリット

  • 工期が長くなりがち(1〜2週間以上)
  • 防水施工の腕に左右されやすい
  • カビ・ひび割れなどのメンテナンスが手間に
  • 費用が高くつく傾向あり

最近では、「タイル貼りの寒い在来風呂から、断熱性に優れたユニットバスへ変更したい」というご要望が非常に増えています

特に高齢者のいるご家庭や、浴室が寒くてお困りの方には、ユニットバスの断熱性能や滑りにくい床が好評です。


自宅に合った工法の選び方

チェックポイントユニットバスがおすすめ在来工法がおすすめ
工期を短くしたい
デザインを自由にしたい
防水性を重視したい△(職人の腕次第)
予算を抑えたい
高級感・旅館風を演出したい

お風呂リフォームの工法選びは、費用や工期だけでなく、住まいの状況や家族のニーズにも大きく関わります。

ニットバスはトラブルが少なく安心感が高いため、初めてのリフォームには特におすすめ

ただし、「広さを活かしたい」「自分だけのデザインにこだわりたい」という方には、在来工法の魅力も見逃せません。
まずはご自宅の状況を踏まえ、専門業者と相談しながら最適な工法を選びましょう。


🏡 狭い・古いお風呂を快適に!リフォームの工夫とアイデア


「うちは狭いからリフォームしても快適にならないのでは?」
「古い団地のお風呂だから無理かも…」
——こうしたお悩み、現場でも本当によく伺います。

でもご安心ください。工夫次第で“狭い”も“古い”も快適に生まれ変わります!
ここでは、小さな浴室や築年数の古いお風呂でも実践できるリフォームアイデアをご紹介します。


狭いお風呂を広く見せるコツ 4選

限られたスペースでも、「見せ方」「レイアウトの工夫」で広さを感じる浴室に変えることができます。

レイアウトの工夫

  • 明るい色の壁パネルや床材を選ぶ
    → 白やベージュ系を使うと空間が広く見え、圧迫感が軽減されます。
  • 浴槽の形状を工夫する
    → 小型でも深さのある浴槽や、斜め設計の浴槽なら省スペースでも快適。
  • 壁に収納をつけない
    → マグネット式の棚を活用すれば、使わないときは外してスッキリ。
  • 折れ戸より「引き戸」や「スライドドア」
    → 扉の開閉スペースが不要になり、出入りがスムーズになります。

古いお風呂のリフォームポイント 4選

在来工法で造られた古いお風呂には、寒さ・湿気・カビ・段差といった悩みがつきもの。
リフォーム時に以下の点を改善することで、グッと快適になります。

在来工法風呂の改善ポイント

  • 断熱対策(床・壁・窓)
    → 「高断熱浴槽」や「断熱パネル」「内窓(二重サッシ)」の導入がおすすめ。
  • バリアフリー化
    → 脱衣所との段差を解消し、出入り口の敷居をなくすことで安全性アップ。
  • 換気性能の向上
    → 浴室乾燥機付き換気扇で、湿気・カビ・におい対策に。
  • 照明の工夫で古さをカバー
    → ダウンライトや間接照明で、現代風のおしゃれな雰囲気に一新。

洗面所との一体リフォームもおすすめ

「お風呂だけ」で考えるのではなく、洗面所や脱衣所とセットでリフォームする方が、使い勝手も見た目も格段に良くなります。

現場でも、下記のようなセットリフォームが人気です:

  • 洗面台・収納の入れ替え
  • クッションフロアや壁紙の張替え
  • 洗濯機スペースの見直し

👉 洗面所も含めたリフォームなら、補助金の加算対象になるケースも!


小さいお風呂でも快適に過ごすために

大切なのは「広さ」よりも「工夫と使いやすさ」。
現場では、0.75坪サイズの浴室でも「思ったより広くて快適!」という声は多いです。

限られた空間でも、設備・色・レイアウトを工夫することで、想像以上に快適な空間がつくれますよ。


♿ 介護・高齢者に優しいバリアフリーリフォーム


高齢のご家族と暮らしているご家庭や、将来に備えて安全性を高めたいという方にとって、お風呂のバリアフリー化は非常に重要なテーマです。

現場でも「親が転倒してしまったのをきっかけにリフォームを考えた」という相談は年々増加しています。
ここでは、介護・高齢者向けの浴室リフォームで押さえるべきポイントを詳しくご紹介します。


1. 転倒リスクを減らす「滑りにくい床材」

高齢者の事故で特に多いのが、浴室での転倒
その原因の多くは「濡れて滑りやすい床材」です。

ユニットバスでは「滑りにくい床」仕様が標準装備されているモデルも多く、たとえばTOTOの「ほっカラリ床」LIXILの「キレイサーモフロア」などが好評です。


2. 出入り口の段差を解消する

在来工法の古いお風呂では、脱衣所と浴室の間に5〜15cmの段差があることが多く、つまずきの原因になります。

リフォームでは、段差をなくしたフラットな出入り口にすることで、安全性が格段に向上します。


3. 手すりの設置で動作をサポート

浴槽のまたぎ、立ち座り、洗い場での移動…
お風呂では意外に多くの動作があります。そこで、要所に手すりを設置することで、転倒防止や介助の負担軽減につながります。

設置位置の一例:

  • 浴槽横(またぐ動作用)
  • 壁面(立ち上がり用)
  • 出入り口付近(移動用)

※設置の高さや角度は、使用者の身長や動作に合わせて調整が必要です。


4. 浴槽のまたぎ高さを低く

高齢者にとって、浴槽をまたぐ動作は特に負担になります。
最近のユニットバスはまたぎの高さが45cm以下の低床タイプも多く、入浴がラクに。

さらに、浴槽にステップ(足かけ)があるタイプや、手すり付き浴槽なども人気です。


5. 浴室暖房でヒートショック対策

冬場の浴室は「ヒートショック」のリスクが高まります。
特に高齢者は、脱衣所との温度差で血圧が急変し、倒れてしまうことも。

対策としては、以下の設備の導入が効果的です:

  • 浴室暖房乾燥機
  • 脱衣所暖房機
  • 断熱仕様の浴室ドアや壁材

6. 補助金を活用して費用を抑える

介護保険を利用すれば、最大20万円(自己負担1〜3割)まで住宅改修費の補助を受けられます。

住宅改修補助費の対象工事

  • 手すりの設置
  • 段差の解消
  • 滑り防止床材への変更
  • 出入り口の拡張

※申請には、要介護認定とケアマネージャーの書類が必要です。
※自治体によって独自の補助制度もあります。


高齢者や介護が必要なご家族がいる場合、安全性・使いやすさ・温度管理が何より大切です。
お風呂のバリアフリーリフォームは、事故を未然に防ぎ、ご本人もご家族も安心して暮らせる環境を整える大きな一歩となります。

プロに相談すれば、補助金を活用しながら無理のないプランを立てられるので、ぜひ早めの対策をおすすめします。


🧰 DIYでお風呂リフォームは可能?リスクと注意点


「できるところは自分でやって、コストを抑えたい」
「YouTubeでDIY動画を見たから、うちでもできそうな気がする」
——そんなふうに考える方も、最近は増えています。

確かに、お風呂まわりでも一部はDIY可能ですが、失敗すれば逆に高くつくケースも少なくありません。
ここでは、DIYでできること・できないこと、そして注意点を現場監督の視点から解説します。


✅ DIYでもできること

部分的なリフォームやメンテナンスであれば、DIYで対応できるケースもあります。

1. 床・壁のシート張り替え

市販の「浴室用リメイクシート」「バスパネルシート」などは、比較的簡単に貼ることができます。
見た目がガラッと変わり、古い浴室でも清潔感アップ。

2. シャワーヘッドや水栓の交換

最近はDIY対応の製品も多く、工具さえあれば交換可能です。
節水型シャワーミスト付きシャワーヘッドなど、高機能タイプに変えるだけでも快適度がUP。

3. マグネット式の収納取り付け

壁を傷つけずに設置できる収納アイテムは、収納力と利便性を両立。掃除もしやすくなります。
(※浴室の壁がマグネット対応のものに限ります。)

4. コーキング(シーリング)補修

劣化したシリコン部分の打ち直しは、初心者でも挑戦可能。防カビタイプを選ぶと◎


❌ DIYでは避けた方がいい工事

一方で、次のような作業は失敗すると水漏れやカビ・腐食の原因になり、プロによるやり直しで余計な出費がかさむことに。

プロに依頼!
  • 浴槽の交換・配管工事
     ➡ 水まわりの工事は、建築知識と配管技術が必要。給排水のミス=重大な水漏れ事故に直結します。
  • 壁・床の下地防水処理
     ➡ 在来工法のタイル張り浴室などでは、防水層が非常に重要。これを甘く見ると後々大トラブルに。
  • 電気・換気設備の工事
     ➡ 浴室は湿気が多く、感電・火災リスクもあるため、有資格者(電気工事士など)による施工が義務化されています。

DIYは「表層リフォーム」向けと心得よう

基本的に、見た目を整えるだけの「表層リフォーム」までがDIYの安全ラインです。

項目DIY可否注意点
床や壁のシート貼り防水処理に注意
シャワーや収納の交換工具とサイズ確認
浴槽・給排水の移設プロに依頼必須
換気扇や電気設備資格者の施工が必要

DIYのメリットとリスク

メリット

  • 費用を抑えられる
  • 愛着が湧く
  • 簡単な工事なら即日対応可能

リスク

  • 水漏れ・カビ・腐食の原因になる
  • 保証が付かない
  • 売却時や保険対応で問題になる可能性も

現場からのアドバイス

「一部をDIY、肝心な部分はプロに任せる」という“ハイブリッド方式”が実は一番おすすめです。
見た目のリメイクはご自身で楽しみつつ、水まわりの核心部分はプロに依頼することで、安全性とコスパを両立できますよ。


🕰 リフォームの流れと工事期間の目安


お風呂リフォームを考えたとき、工事の流れどれくらいの期間がかかるのかというのは、事前にしっかり把握しておきたいポイントです。
現場でも「どれくらい時間がかかるのか」「工事中に気をつけるべきことは?」という質問をよく受けます。

ここでは、リフォームの一連の流れと、工事期間の目安について解説します。


お風呂リフォームの基本的な流れ

お風呂のリフォームは、以下のステップで進みます。
それぞれの段階で注意点を押さえておくことが、スムーズに進めるコツです。


お風呂リフォームな流れ

  • 事前相談・現地調査
  • 契約・プラン決定
  • 解体工事・下地作り
  • 新しいユニットバス・設備の設置
  • 仕上げ・検査

1. 事前相談・現地調査(1日〜数日)

最初にリフォーム業者に相談し、現地調査を行います。この段階で、工事の内容や費用の見積もりを出してもらうことが一般的です。

以下の3点の選定や確認が必要です!

  • 希望するデザイン・設備の選定
  • 予算や期間についての確認
  • 現地での寸法測定や配管の確認
注意点
  • 見積もりを複数社から取ることで、相場感をつかみやすくなります。
  • 希望と現実のギャップを埋めるために、担当者としっかりコミュニケーションを取ることが大切です。

2. 契約・プラン決定(数日〜1週間)

見積もりを元に、最終的な契約を結びます。この段階で、リフォームの詳細なプランが決まります。

約時に確認すること

  • 予算や工期、工事内容が明確になっているか
  • 使用する設備・材料に関する細かな仕様が決まっているか
  • 支払い方法や期日についての取り決め
注意点
  • 契約書に記載されている内容は必ず確認し、不明点があれば質問を。
  • 追加費用が発生する可能性がある場合、その詳細も確認しておくことが大切です。

3. 解体工事・下地作り(1〜3日)

お風呂リフォームが始まると、まずは解体工事からスタートです。古いユニットバスやタイルを取り外し、新しいものが設置できるように下地作りを行います。

この作業で行われること

  • 既存の浴室の撤去(浴槽・タイル・壁材など)
  • 既存の配管・電気配線のチェックと調整
  • 必要に応じて壁・床の補強や防水処理
注意点
  • 解体中の埃やゴミが出るため、周囲の家に影響を与えないよう配慮。
  • 一部リフォームの場合でも、配管や防水工事があるため、数日の作業時間がかかることを予想しておきましょう。

4. 新しいユニットバス・設備の設置(3〜5日)

次に、新しいユニットバスや設備を設置します。
この段階で、選んだバスタブやシャワー、収納、照明などが実際に組み立てられます。

設置内容

  • ユニットバスの組み立て(浴槽・壁・床・天井)
  • 配管・給排水の接続
  • 設備(シャワー、換気扇、照明)の設置
注意点
  • 工期が長くなることもあるので、事前に完了予定日を確認しておくことが大切。
  • 設備の不具合を防ぐため、設置後にはすぐに動作確認を行いましょう。

5. 仕上げ・検査(1〜2日)

工事が完了したら、仕上げ作業と最終確認を行います。
ここで、細かい調整や清掃をし、全体の仕上がり具合をチェックします。

仕上げ作業

  • コーキングの打ち直し
  • 床や壁の最終仕上げ
  • 設備の動作確認(温水や換気扇のチェック)
  • 最終検査
    • プロの目で、施工に問題がないかをチェックします。
    • お客様にも確認してもらい、問題があれば修正します。

工事期間の目安

リフォームの規模によって異なりますが、一般的には以下のような期間が目安となります:

  • ユニットバスの交換(既存のユニットバスとの交換)
    工期:3〜5日
  • 在来工法からユニットバスへの変更
    工期:1週間〜10日
  • 浴槽のみ交換・簡単なリフォーム
    工期:1〜3日
  • フルリフォーム(バリアフリー化・配管工事を含む大規模改修)
    工期:10日〜2週間

🗂 お風呂リフォームの流れと工期一覧表

ステップ内容工期目安注意点・ポイント
① 事前相談・現地調査業者へ相談、現地でサイズ・配管確認、見積もり依頼1日〜数日複数業者から見積もりを取ると安心
② 契約・プラン決定仕様・工期・費用を確定し契約数日〜1週間契約内容・追加費用・支払条件を確認
③ 解体工事・下地処理既存浴室の撤去、防水処理・配管調整1〜3日ホコリ・騒音対策、床下の劣化に注意
④ 設備の設置ユニットバス、給排水、照明、換気等の施工3〜5日設備ごとの動作確認が重要
⑤ 仕上げ・最終検査コーキング、清掃、最終確認1〜2日気になる点はこの段階で修正依頼

🕒 工事期間の全体目安(リフォーム内容別)

リフォーム内容工期目安内容例
浴槽のみ交換・簡易修理1〜3日浴槽の入れ替え、壁補修など
ユニットバス → 新ユニットバス3〜5日一般的な交換リフォーム
在来工法 → ユニットバス5〜10日解体、防水、配管含む
フルリフォーム(介護・断熱対応)10日〜2週間大規模改修、補助金対象工事含む

リフォーム前に「工事中の入浴はどうするか」など、生活面の準備もしておくと安心です。


❓ よくある質問(FAQ)


お風呂リフォームを検討する際に、現場や相談窓口で特によく寄せられる質問をピックアップしました。
はじめての方でも安心して一歩踏み出せるよう、リアルな疑問に現場目線でお答えします。


Q1. お風呂リフォームには何日くらいかかりますか?

A. 一般的には3〜7日程度です。
ユニットバスの交換のみなら3〜5日程度で完了します。
在来工法からの変更や、バリアフリー対応などを含めたフルリフォームなら10日〜2週間程度を見ておきましょう。


Q2. 費用はどれくらいかかりますか?10万円でできるリフォームは?

A. 一般的な相場は70万〜150万円です。
ただし、浴槽の交換だけ、壁や床の張替えのみといった部分的なリフォームであれば、10万円〜30万円程度で対応できる場合もあります。
DIYも視野に入れるとさらにコストを抑えられる可能性があります。


Q3. マンションでもお風呂のリフォームはできますか?

A. 可能ですが、制約があります。
配管位置や天井高、管理規約などでユニットバスのサイズや工法が制限される場合があります。
工事前に必ず管理会社や管理組合へ確認し、現地調査で適合をチェックしましょう。


Q4. 補助金や助成金は誰でも使えるの?

A. 条件を満たせば多くの方が利用可能です。
2025年現在、「住宅省エネキャンペーン」「介護保険住宅改修制度」など、様々な補助金制度が利用可能です。
ただし、工事前の申請が必須なので、早めの情報収集と相談がカギになります。


Q5. どのメーカーを選べばいいですか?

A. 優先したい機能やデザインによって変わります。

  • 掃除のしやすさ重視 → TOTO・タカラ
  • デザインとコスパ重視 → LIXIL
  • 美容・高機能重視 → パナソニック

ショールームで実物を見ると、より具体的に比較しやすくなります。


Q6. 中留守でもリフォームできますか?

A. 条件付きで可能です。
工事中に住人が外出していても、鍵の預かりや在宅日との調整で対応できる場合があります。
信頼できる業者との打ち合わせが大切です。
貴重品は家に置いておかないようにしましょう!


Q7. DIYで全部リフォームするのは難しいですか?

A. 基本的には難しいです。
コーキング補修やシャワーヘッド交換など、表面的な工事はDIYでも可能ですが、配管・電気工事・浴槽交換などは資格と技術が必要です。
トラブル防止のため、DIYはあくまで補助的に取り入れるのがベストです。


📝 まとめ


「このお風呂、そろそろ限界かも…」
そんなふうに思いながら、毎日の疲れを癒やす時間がどこかストレスになっていませんか?

寒いタイルの床、またぎにくい浴槽、掃除しても取れないカビ…。
現場では、こうした不満を何年も我慢していた方が、リフォームをきっかけに「もっと早くやればよかった」と笑顔になる瞬間を、何度も見てきました。

お風呂リフォームは、ただの設備更新ではありません。
それは、家族の安心、誰かの介護のしやすさ、そしてあなた自身の「自分をいたわる時間」を取り戻すための選択です。

もちろん費用のこと、工期のこと、分からないこともたくさんあると思います。
でも、だからこそ、この記事のような“正しい知識”を持つことで、不安は少しずつ希望に変わっていきます。

お風呂は、家の中でいちばん「ひとりになれる場所」。
だからこそ、あなたが本当にホッとできる空間に変えてあげてください。

この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。


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