玄関引き戸の防犯対策とリフォームで安全な住まいを実現する方法
2025.02.01投稿

玄関引き戸の防犯対策とリフォームで安全な住まいを実現する方法
玄関引き戸の防犯性を向上させるリフォームの重要性
玄関は、住まいの出入り口であり、家の防犯対策において最も重要なポイントの一つです。特に引き戸タイプの玄関は、開閉がスムーズで使いやすい反面、適切な防犯対策を講じないと空き巣や不審者の侵入リスクが高まります。

引き戸の防犯性能を高めるリフォームを行うことで、侵入リスクを減らし、安全で快適な住環境を実現できます。本記事では、玄関引き戸の防犯対策とリフォーム方法について詳しく解説します。
玄関引き戸の防犯性能を向上させる方法
引き戸は、外開きドアと異なり、こじ開けられやすいという弱点があります。そこで、防犯性能を高めるために、以下の対策を取り入れることが重要です。

1. 防犯性能の高い引き戸に交換する
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**CP認定(防犯性能の高い建物部品)**の玄関引き戸を選ぶ。
CP認定とは、「防犯性能の高い建物部品」を意味するマークのことです。このマークがついた玄関ドアや窓は、空き巣や泥棒が簡単に開けられないように作られていると証明されたものです。
たとえば…
・普通のドアは簡単な道具でこじ開けられることがありますが、CP認定のドアは強い鍵や破られにくいガラスを使っていて、安全性が高くなっています。
・普通の窓ガラスはすぐに割れることがありますが、CP認定のガラスは何度叩いてもすぐには割れません。
つまり、CP認定の製品を使うと、空き巣が侵入しようとしても時間がかかるので、あきらめる確率が高くなります。家を守るために、とても大事な基準なのです!
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強化ガラスや防犯ガラスを採用し、窓部分を割られにくくする。
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多点ロック機能を備えた引き戸を導入することで、不正開錠を防ぐ。
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防犯性能が高いドア枠を採用し、こじ開けや破壊に強い設計を選ぶ。
2. 二重ロックの設置
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既存の鍵に加えて、**補助錠(ダブルロック)**を追加する。
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サムターン回し対策として、内側から取り外しできるサムターンを採用する。
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鍵の交換時には、ピッキング対策が施されたディンプルキーを選ぶ。
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鍵の個別番号設定が可能なタイプを選ぶことで、より安全性を向上。
3. 防犯ガラス・面格子の設置
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引き戸の窓部分に防犯フィルムを貼ることで、ガラス破りを防止。
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格子付きの引き戸を選ぶことで、窓部分の防犯性を向上。
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ステンレス製の強化面格子を設置すると、さらに安心。
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飛散防止加工の施されたガラスを使用し、万が一の破損時の安全性も確保。
4. スマートロックの導入
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指紋認証や暗証番号、カードキーに対応したスマートロックを導入。
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遠隔操作が可能なスマートロックを設置することで、外出先から施錠・解錠が可能。
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オートロック機能付きの鍵にすることで、締め忘れを防ぐ。
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入退出履歴管理機能を搭載し、家族の出入りを確認可能にする。
5. 引き戸の隙間対策
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引き戸の隙間を埋めるシリンダーを設置し、こじ開け対策を強化。
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**戸先錠(補助錠)**を追加することで、こじ開けによる侵入を防ぐ。
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防犯ゴムパッキンを取り付け、音を出さずに開ける手口を防ぐ。
防犯リフォームにおすすめの引き戸製品
メーカー | 製品名 | 特徴 | 価格帯 |
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YKK AP | れん樹 | 高耐久アルミ製、防犯ガラス対応、多点ロック | 約20万円~50万円 |
LIXIL | リシェント引戸 | 1日でリフォーム可能、断熱仕様あり | 約25万円~60万円 |
三協アルミ | ノバリス引戸 | デザイン豊富、防犯対策強化モデルあり | 約30万円~70万円 |
※価格はオプションや施工費によって変動します。
玄関引き戸の防犯リフォームをさらに強化する対策
1. センサーライトの設置
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人が近づくと自動で点灯するセンサーライトを設置。
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夜間の侵入者を威嚇し、不審者の接近を防ぐ。
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LED照明で電気代を抑えながら防犯効果を高める。
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ソーラー充電型のライトを導入し、電源不要で省エネ。
2. 防犯カメラの設置
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録画機能付きの防犯カメラを玄関周辺に設置。
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スマートフォン連携により、外出先でも映像を確認可能。
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ダミーカメラを設置するだけでも抑止力として機能。
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夜間暗視機能付きのカメラを選ぶことで、暗い場所でも鮮明な映像を記録。
3. 防犯砂利の活用
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玄関アプローチに防犯砂利を敷くことで、歩くと音が鳴り、不審者を察知しやすくする。
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防犯砂利の種類を選ぶことで、デザイン性を損なわずに導入可能。
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音がより大きくなるタイプの砂利を使用し、警戒効果をアップ。
4. 玄関周辺の視認性向上
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玄関周辺に植栽を減らし、見通しをよくすることで、不審者が隠れにくい環境を作る。
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玄関照明を明るくすることで、夜間でも視認性を高める。
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モーションセンサー付き照明を設置し、動きを検知して点灯する仕組みを追加。
5. 補助チェーンやドアストッパーの導入
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引き戸専用の補助チェーンを設置することで、来訪者と対面する際の安全性を確保。
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引き戸ストッパーを利用し、不正な開閉を防ぐ。
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防犯ブザー付きドアストッパーを活用し、不正な開閉を感知して警報を鳴らす。
https://ouchi-reform.net/2025/01/30/%e3%80%902025%e5%b9%b4%e6%9c%80%e6%96%b0%e3%80%91%e9%98%b2%e7%8a%af%e3%83%aa%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%a0%e5%af%be%e7%ad%96%e5%ae%8c%e5%85%a8%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%83%89%ef%bc%81%e6%9c%80/
まとめ
玄関引き戸の防犯対策は、リフォームによって大きく向上させることができます。
防犯性能を向上させるポイント
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防犯性の高い引き戸(CP認定製品)を選ぶ。
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二重ロックやサムターン回し防止機能を導入する。
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スマートロックを活用し、防犯性と利便性を両立させる。
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防犯ガラスや強化面格子を採用し、こじ開け対策を強化する。